サウナーの聖地岐阜県「大垣サウナ」の3つ名古屋側のJR駅が岐阜駅。徒歩約15分にあるのが「新岐阜サウナ」。22年8月に新規オープンしました。
昭和40年代生まれのサウナー私が、令和に生まれたサウナを訪れました。
気になる新装開店サウナは、
どんな様子なのか?
サウナ激戦都市名古屋の隣り町に行く価値はあるのか?
そんな風に考えている人には役に立つと思います。
入泉料(11:00~24:00) | 1,800円(税込) |
入泉料(11:00~翌12:00) | 2,800円(税込) |
マッサージ(40分~120分) | 4,000~20,000円(税込) |
営業時間 | 11:00~25:00(金土・祝前日はオールナイト営業) |
駐車場 | 店舗横に10台分立体あり |
記事は2022年9月末の訪問体験談です。
全てが新品、プロジェクトの想いが詰まった新岐阜サウナの特徴

新岐阜サウナの最大の特徴は、サウナ室と水風呂がそれぞれ3種類ずつあることです。
サウナ室は、
①真新しい白い木に囲まれたフィンランド風大部屋サウナ室
②新木の香り漂う個室サウナ室
③薬草スチームサウナの3つ。
水風呂は、
①シングル温度
②適温
③寝水風呂の3種。
ととのいのスペースが脱衣場にある斬新なアイデア。デザインされたシンボルマークが存在感を放つ黒のガウン。休憩室のととのいチェアはオリジナル開発。


新岐阜サウナはガントという名前のサウナ&カプセルの跡地をフル改装。ここに通っていたのがオーナーの西山氏。本業は飲食業です。
コロナ禍で廃業になったガントを見て「やってみたい」と思ったようです。西山氏の想いに賛同したプロジェクトメンバーの知恵とチカラが結集したのが「新岐阜サウナ」。
男性専門サウナを貫く姿勢。新しい中にも昭和からのサウナのこだわりも感じます。
新岐阜サウナの3種類のサウナ室

3種類ものサウナ室を備えているのは専門店ならでは。大部屋から個室まで多くの人の満足度を上げるサウナ室が揃っています。ひとつずつ紹介します。
メインは4段ベンチのフィンランド風大部屋サウナ

メインはフィンランド式。訪問時は1時間に1回のアウフグースがありました。アロマ水は檜。他にオレンジとラベンダーがあると従業員さんが言っていました。
開始前に「アウフグースが初めての方いらっしゃいますか?」と問いかけて初めての人がいると「アウフグースとは」など簡単な説明あり。
経験者がいる場合は「どこのサウナで経験がありますか?」と対話も大切にしている様子は、若いスタッフでしたがとても礼儀正しい気持ちのいい対応でした。
温度は95℃〜100℃、定員25名程度。オートローリュもあります。TV付です。
薬草スチームサウナは聖地しきじ譲り?

定員は3人程度。横長ベンチが1つ置かれています。ベンチ横にスチームストーブ。無農薬の薬草を袋に詰めてサウナストーンの下に敷いてあります。
室温は70℃程度ですが高温スティームのおかげで体感は90℃以上に感じます。
私は3回ほど入りましたが毎回汗が気持ちよく吹き出してきました。薬草の香りも強すぎず弱すぎず良いセッティングでした。
オープン前にスタッフで静岡のサウナ聖地「しきじ」を視察訪問したようです。しきじ譲りの薬草サウナが岐阜にもあります。
3つのプライベートサウナは、らかんの湯と同じほうじ茶ロウリュ!

セルフローリュ付のプライベートサウナが3つあります。特徴はほうじ茶ローリュです。香りがとても良いです。
武雄温泉にある御船山楽園ホテルらかんの湯にも視察訪問しているようです。ほうじ茶ローリュはらかんの湯での経験が活きているのかもしれません。
仲間連れの場合は2人程度の入室は可能です。丸窓が付いているので利用中なのかは簡単に判ります。
私はひとりでの訪問でしたので完全独占状態!ほうじ茶ローリュは自分のペースで好きなようにできるのがいいですね。
新岐阜サウナは水風呂も3種類!

新岐阜サウナの新しさの象徴が温度とスタイルが違う3種類の水風呂。今のサウナでは水風呂が大切なのを良く判っています。ととのいに不可欠な新岐阜サウナの水風呂をひとつずつ紹介します。
刺激的なシングル温度の水風呂がある

特徴的な水風呂がこちら、通称「グルシン」と言われる10℃以下の水風呂。定員は5−6名と大きくはありません。3つのサウナ室で十分に蒸された身体を一気に冷やすには最適な水風呂です。
長時間入っていることはできませんが15℃前後の水風呂とは一味違います。私は愛知県知立市のサウナイーグルのグルシン水風呂を思い出しました。
グルシン強烈水風呂とアウフグースの愛知県知立市の「サウナイーグル」の記事はこちら

30秒も入っていると足先がしびれてくるほど強烈です。
スタンダードな大型水風呂

15℃前後、定員10名ほどの広めの水風呂が浴室真ん中に設置されています。
長良川の清流を贅沢にかけ流しているのがこの水風呂。シングル水風呂の流れで入ると15℃が温かく感じます。程よい温度でゆっくり浸かる水風呂を浴室中央に配するあたりは何が大切なのかが良く判っているなあ、と感じる姿勢でした。
ととのう準備の水風呂としては十分でした。
寝水風呂で無温度状態

シングル水風呂の隣に2つ備えられています。おすすめはシングル水風呂の直後に入ること。
温度設定が25℃程度なので強烈シングルの直後では温かさも感じません。
ジャグジーが付いていることもあり、ふわふわと水風呂に浮いている感じです。何とも言えない不思議な感覚を味わうことができました。
新岐阜サウナの食事処は本業ゆずりの本格派!

食事処はサウナフロアから1つ上った3階にあります。名前は「蘭丸」。カウンターと座敷席を備えています。

名物は「自家製ハンバーグ」「超まぐろ丼」「飛騨牛すき焼きユッケ丼」の3つ。

私は「超まぐろ丼」をチョイス。値段は1480円。

本場焼津港で水揚げされたマグロをふんだんに使った丼です。オーナーが納得いく仲卸に巡り合って仕入れているマグロ。スジのない柔らかなマグロは久しぶりに食べた故郷の味でした。
自家製ハンバーグはオーナーのお父様が喫茶店を経営していた頃のメニューを再現したそうです。岐阜といえば飛騨牛、遠方から来たお客様への配慮も忘れていません。
どれも本業の飲食店ならではの味を提供しているメニューです。
もちろんオロポもあります(400円と600円の2サイズ)!

新岐阜サウナはいいところばかりか?

サウナ室、水風呂、食事処いずれも全く問題ないように思えます。気になる点を2つほど書き留めておきます。
ひとつは外気浴、ととのいスペースです。
浴室内にスチール製ととのい椅子はありますが、横になるには脱衣場に移動する必要があります。
スペースとビルの作りからやむなしかもしれません。屋外の外気浴スペースはなく、寝そべることができるチェアーは浴室内にはありません。
身体をしっかり拭き上げてから別室に移動します。少し面倒です。
もう一つは私が昭和世代だからかもしれません。新しすぎて何となく落ち着かない感じがしました。フロントや食事処のスタッフさんも丁寧ではあるものの、皆お若いせいか親近感を持つには何度か通う必要があると感じました。
来店客層が若い人中心だったことも影響があるかもしれません。
新岐阜サウナのまとめ 向いている人、向いていない人

主観ですが新岐阜サウナが向いている人いない人をまとめます。
・新しいサウナが好きな人
・数種類のサウナ室と水風呂を求める人
・プライベートサウナを求める人
・本格的サウナ飯を求める人
・屋外の外気浴エリアが欠かせない人
・落ち着き感や親しみ感を求める人
・若者が多いのを好まない人
この記事が少しでも役に立ったら下のボタン↓を押して応援していただけると嬉しいです。


サウナグッズいろいろあります。
洗えるコットンのサウナハット↓

メガネをしたままサウナやお風呂を楽しめる!サウナメガネ↓

熱からお肌を守るフェイスパック↓

サウナ店のととのいを自宅でも!サウナチェア↓

おうちでサウナ気分を!発汗入浴剤↓

コメント 感想やご意見をいただければ嬉しいです