【感想】ドリカムツアー2022愛知公演、日本ガイシホールは感動の渦

ドリカム ガイシホール ライブ

 「私たちもまっすぐ帰る。盛り上がりたい気持ちはわかるけど、あんた達が(感染しないで)元気でいてくれないと私たちが困っちゃうんだから。頼むよ!」

 美和ちゃんがアンコールのステージを去る最後のひと言に、この日の全てが込められていた気がしました。

 名古屋2Days初日の1月29日、愛知県では、5日連続過去最高のコロナ感染者を更新していました。でもでも、チーム・ドリは30日にできる、最高のステージを披露してくれました。

 昨年12月同じ会場の桑田さんのライブとも違う、2022年初めてのアリーナライブに参加した私が独自の目線で愛知最終日公演をレポートします。

 ※一部ネタバレになります。ご了承ください。

セットリストの最初と最後に込められた想い

ドリカム Tシャツ ライブ
※今回のツアーTシャツ。会場のグッズ売り場で。

 「10,000回ダメでヘトヘトになっても、10,001回目は何か変わるかもしれない♪」サビはコロナ前のドリカムライブなら観衆全員が大合唱する部分。

 今回は美和ちゃん一人での熱唱。オープニング曲は「何度でも

 コロナで苦労しているのはドリカムだけじゃない。チームドリも観客も、世界中の皆がヘトヘトになっている。

 10,001回目という明るい未来はきっと来るよ。というメッセージをスタートに置いてくれただけでも十分でした。歌の力って凄い!って最初から感じて涙腺がゆるみました。

「何度でも」のライブ映像(公式サイトより)↓

 アンコールのラスト2曲は「サンキュ」と「うれしい!たのしい!大好き!」

 観客に対するありがとうは公演中も何度か言葉にしていました。

 不思議です。30年以上トップクラスで活動しているアーティストにはどの状況にもぴったりな曲が必ずあります。サンキュもその一つだと思いました。

 スクリーンにアップで映った美和ちゃんやマサさんの「ありがとうの表情」が印象的でした。

 オーラスはドリらしい大盛りの代表曲。2人のダンサーが観客の腕振りを誘導し、ステージとアリーナ&スタンドが一体になる。

 美和ちゃんが私たちにマイクを向けるシーンが無いこと、私たちの大合唱がないことだけがいつものドリカムライブとは違いました。でもサビの部分の両手を上げて左右に振るダンスは身体が覚えています。

 初めての参加者も皆でダンスしたラストは、やっぱり今までと変わらないドリカムでした。

「サンキュ」のライブ映像(公式サイトより)↓

「うれしい!たのしい!大好き!」のライブ映像(公式サイトより)↓

マサさんの痛々しい姿

※会場の日本ガイシホール入口 ドリカムアプリの案内もありました。

 2021年12月末に左肩剥離骨折はくりこっせつの手術を受けたベースの中村正人さん。12月の2公演と1月の4公演を中止していました。

 ご自身の体調による6つの中止は、その無念さをブログでも語っていました。今回の愛知公演は手術後最初のステージ。しかも中止になった6つには1週間前同じ会場の愛知2Daysが含まれていました。それについても2人はステージトークで触れました。

 マサさんはイスに座りながらベースを演奏。異例のスタイルにこの日の身体の状態が表れていました。左肩が動かない様子は美和ちゃんがマサさんにお茶を差し出したり、タオルで汗を拭ってあげるシーンからも判りました。

 「リハビリのドクターに同行してもらっています。」というステージトークや「座っての演奏だとベースの弦の位置が判らないんだよね。」と言うセリフからも苦労の様子が伝わります。時々ステージ上で歩く姿を見ても、状態は決して良くないことが私にも判りました。

 それでも笑顔を絶やさず、ちょっと受けないダジャレを交えながらの振る舞いはいつも通り。私たちに勇気と楽しみ、感動を与えれくれました。

「アコースティック風味LIVE」の意味

※会場入口の座席票発券機のデスク

 今回のツアー名は「ACOUSTIC風味LIVE 総仕上げの夕べ2021ー2022 〜仕上がりがよろしいようで〜」

 美和ちゃんがステージトークでカンペを見るくらいとっても長いタイトルです。

 ステージ上のバンドはたった4名。そのうち2名がアコースティックギターです。

 4名というのはコロナ対策。数メートルの距離を取った配置。4名の演奏中の姿が常にステージの中型スクリーンに個別で映し出されるという粋な演出でした。

 「アコースティック」という意味はバンド構成から判りました。

 「風味」がどんな意味があるのか。始まってすぐのメンバー紹介でうなずけました。「コンピュータプログラマー」の存在です。

 現代のライブでは実際にステージ上にない楽器の音をコンピュータで出すことができます。この技術をドリの今回のツアーでは最大限利用しています。しかも相当高いレベルで。

 4人のメンバー紹介が終わったあとのシーン。アリーナ後方でコンピュータ操作をしているもう一人の「バンドメンバー」がスポットライトを浴びて紹介されました。

 私は数多くのアーティストのライブに参加しています。コンピュータによる伴奏も経験していますが、メンバー紹介でスポットライトを浴びたプログラマーは初めてでした。

 アンコール時の最後のメンバー紹介でも2度目のスポットライトが当たりました。おかげで普段のドリのアリーナライブと全く変わらない迫力を感じることができました。

ワンダーランド2023にかける想い

ドリカム チケット ライブ

 ドリカムは4年に1度全国のドームや大規模野外会場を使った「ドリカムワンダーランド」を開催しています。前回が2019年でしたので予定では来年2023年です。

 アンコールも終わり全員がステージを去った後のスクリーンには 「DREAMS COMETRUE WONDERLAND 2023」というメッセージが映し出されました。

 きっと開催できること、参加できることを願っています。

 今回のオープニング曲「何度でも」の歌詞、「何か変わるかもしれない」けどそれはいい意味での変化。

 待っています。そして必ずまた参加します!

 愛知公演翌日、1/31公開のYouTube動画では今回のツアーステージの様子が判ります。最新のお二人の表情もご覧ください。動画はマサさんが立って演奏していますので愛知公演ではないと思われます。

 最後まで読んでいただきアリがとうございます。

 

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