【体験談】さだまさしコンサート 夏長崎から 20年連続同じ開催日の平和コンサート

さだまさしなる長崎からファイナル

アリさんが中学生時代から注目しているアーティストがさだまさしさん

フォークギターの曲コピーのお手本の一人がさださんでした

アリさんは色々な日本のアーティストのライブに100回以上行っていますが

さださんのライブの多彩さと楽しさは群を抜いています

だから日本最高の4,500回(2021年10月時点)ものライブを開催できているのだと思います

そんな多彩なコンサートの中から1987年〜2006年の20年間連続で同じ日に開催した

「夏長崎から」

を紹介します

さださんのこの活動と彼のライブ活動について興味を持っていただければ幸いです

平和ってどういうこと?と聞く子供へのお母さんの答え

このコンサートが長崎の夏の名物として定着した頃のお話だと思います

さださんがこのコンサート中にステージトークとして紹介したエピソードです

さださんはコンサート当日に現場で働いていたコンサートスタッフからこんな話を聞きました

ある小さな子供を連れて会場に来たお母さんが自分の子供からこんな風に聞かれたそうです

「ねぇお母さん、平和ってどういう事?」

幼い子供にしてみたら素朴な疑問だったのでしょうね

お母さんはこう答えたそうです

「あのね、こうやって皆んなで音楽が聞けることが平和って言うんだよ」

こんな親子の会話があった事をスタッフから聞いたさださんは自分の活動は確実に伝わっている

続けていて良かった

と思ったそうです

とっても素敵なお母さんだと思いませんか?

こんなお母さんに育てられた子供の将来は今頃どうなっているのでしょうね

こんな言葉を自分の子供に返せるお母さんが現れるくらいに影響力をもっていたコンサートだったんです

コロナで満足にコンサートも開催出来ない、参加出来ない今

このお母さんと同じような気持ちになりました

大切な人の笑顔を守るために何が出来るか、そして行動しよう

※参加券って書いてあります

さださんがいつからか

来場者に呼び掛けていたこと

「年に一度でもいい、今日この会場にいる間にあなたの大切な人の笑顔を思い出して下さい。

そしてその人の笑顔を守るために自分が何が出来るが考えてみてください

そして考えるだけでなく行動を起こしてください。」

聞く人によってはちょっと格好をつけた様にも聞こえるセリフです

でもこんな言葉を毎回来場者に投げ掛けてこのコンサートは続けられていました

平和を大それたこととして捉えるのではなく

身近な人の笑顔が続くことが平和なんですよ

どうしたらその笑顔が続くのかを考えるだけでなく一人ひとりがアクションを起こしましょう!

とういのがアリさんなりの理解です

アリさんがこのコンサートの最終回に参加するために長崎行きの夜行バスに乗ることになったきっかけのひとつがこの言葉でした

広島原爆の日に長崎で行う訳

このコンサートはさださんの出身地長崎市の中心部にある稲佐山という

長崎市内の夜景がとっても綺麗に見える場所にある野外ステージで20回のうち15回が開催されました

開催日は毎年8月6日でした

そう広島に原子爆弾が落とされた日です

広島に原爆が落とされた日になぜ長崎なのか?

ある時のコンサートでこんな風にさださんは言っていました

「長崎の日の8月9日に長崎で開催すると地元に迷惑が掛かるから」

8月9日は平和祈念式典を中心に長崎市がとても忙しい日です

であれば同じ境遇の広島に原爆投下された日に長崎で平和を考えるコンサートを開催してはどうか

と考えたようです

長崎出身のさださんが広島の日に長崎から平和を祈って歌う

そんな風に考えられる人がさだまさしです

驚くことに無料開催

このコンサートは20回で合計50万人が参加しています

平均すれば1回25,000人です

全回無料で開催しています

第1回目でご本人が冗談半分で

「このコンサートスタイルは続けられる限り続けます。続けられなくなったら有料にします」

とステージトークで話したようですが結局最後まで無料で開催した点も凄いと思います

初回の1987年はさださん35歳の時です

勢い半分だったのかもしれませんが、もっと若い頃に億単位の借金を背負っていた人です。

いくら平和を訴えるとは言え

今風に言えば

半端ない気前の良さ!

ひとりでも多くの人に参加して欲しいというさださんの想いからそうした

とも聞いた記憶があります

アリさんが参加した最終回は3万人以上が参加しました

クレーンまで持ちこんでカメラスタッフが上空から撮影したり

運営スタッフの人数だって半端ないです

ボランティアだったかも知れませんが、Tシャツ揃えたり食事位は支給されていたのだと思います

年々スポンサーも増え最後の方は赤字は無くなったようですが、最初の頃は3千万円ほどの赤字だったとご本人が言っています

最初の頃は偽善的な売名行為とか

裏になにかの意図があるのでは、とか

言われたようですが

そんな事はさださんにとっては関係ないのでしょうね

そんな人なんですよねさださんって

そんなさださんの味方をしてくれた人の一人が長崎新地中華街の「江山楼(こうざんろう)」の社長さん

「借金苦のまさしがタダで歌を聞かせてくれることに、市民が何もしないのは恥ずかしかけん(長崎弁です)」と言って

スタッフ70〜90人分の前夜祭時のフルコース料理を20年間無料で提供し続けてくれたそうです

20回目ファイナルの様子がYouTubeで見ることが出来ます↓2時間近い映像です(笑)

ちょっと宣伝です

夏長崎からのファイナルが終わった2006年の翌年1月に出版されたさださんの本があります

「もう愛の唄なんて詠えない(ダイヤモンド社)」です

夏長崎コンサートについての思いや、当時の日本で起こっていた様々な事柄

さださんの交友関係についてなどについて

52個のエッセイ(小節)にして綴った一冊です

もちろんアリさんも買って読みました

今は文庫本も出ていてお安く手に入れることもできます

良かったら読んでみて下さい↓

もう愛の唄なんて詠(うた)えない (幻冬舎文庫)(Amazon)

長崎の原爆の日に広島で開催

このコンサート

20回の長崎でのコンサートを終えた翌年の2007年には

8月9日の長崎の日に広島でコンサートを1度だけ開催しています

このコンサートは広島市民球場という広島カープの本拠地球場で開催されました

3万人程度は収容できるスタジアムです

もちろん無料でした

タイトルは

「2007夏広島から」でした

これをさださんのしゃれ

と言ってしまっては失礼ですが

こんな締めくくりができるのもさだまさしだと思います

このコンサート、アリさんも参加しました

※押し入れを探したら出てきました。当日のチケット半券

バトンを受け継いでいるアーティストBEGIN

※首里城本殿(消失前)

夏長崎からは1987年~2006年の20回(+1回が2007年広島)

2001年~2021年で21回目の平和コンサートをいまだに続けているのが沖縄出身のBEGINさん(バンド名)です

コンサート名は「うたの日コンサート」

沖縄慰霊の日6/23の翌日に開催しています(コロナの影響で別日開催もあり)

BEGINさん、実は2000年の夏長崎からのゲストとして稲佐山で歌っています

この時の衝撃が凄かったようです

「何とも表現できない会場の雰囲気を感じた。夏長崎がうたの日コンサートを始めたきっかけだった」とヴォーカルの比嘉さんは言っています

「会場の皆さんが純粋に音楽を楽しんでいる。有料ライブでは味わえないというか、、」

BEGINさんも無料開催を考えたそうですが、経済的な理由やその他様々な問題から有料で開催せざるを得なかったようです。

別にさださんがバトンを託したわけではないのに自然と長崎から沖縄へ受け継がれています

無料で21回というのも、観客だけでなくゲストまで動かしてしまうのも

やっぱりすごい人なんだと思います

やっぱりライブがいい

夏長崎からのコンサートは終了してもう15年が経過しています

このような規模での連続コンサートは今はありませんが

ホールでのコンサートは今でも全国で年間70回位は開催しているのではないでしょうか

会場によってはプラチナチケットですが

是非出掛けてみて下さい!

最後まで読んで頂きアリがとうございました!

さだまさしコンサートについての記事はこちら↓

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