【レビュー】さだまさしコンサートツアー2022「孤悲」ってこんなステージ!

さださまし コンサート2022

 さだまさしさんのソロコンサート回数は4,500回を超えています。回数はアーティスト日本一です。

 私とさださんの出会いは40年以上前。中学生時代のギターコピーの先生がさださんです。初めてのコンサートも中学時代。電車に乗って静岡県清水市民文化会館にギター仲間と行きました。

 以来100回位行っているかな、数えたこともないです。さまざまなアイーティストのライブに参加していますが、さださんは、歌・ステージ・トーク・長さ(笑)どれをとっても最高クラスのコンサートで毎回新鮮です。

 2022年のツアーは5/2千葉県市川市から12/9愛知県名古屋市(追加公演)まで41公演。今回私が行った7/9(土)名古屋センチュリーホールは9公演目。

 安倍元首相が凶弾に倒れた翌日。開演前のロビーや客席で何となく重苦しい空気を感じたのは私だけではなかったと思います。

 さださんの2022年コンサートツアーの様子と彼のステージに共通する特徴などを紹介します。これからコンサートに参加する方や、さださんのステージってどんな様子なのか知りたい方に役立つと思います。

 最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 ※一部ネタバレがあります。ご了承下さい。

さだまさしツアー2022、タイトルの新アルバム「孤悲」から7曲

※コンサート会場のポスター

 2022年のツアータイトルは6/1リリースのオリジナルアルバム名の「孤悲(こひ)」

 アルバムは全10曲の収録。この日のコンサートの全13曲中7曲を新アルバムから選曲したセットリストでした。

 ステージトークではアルバム秘話が披露されました。

 さださん:『孤悲』は、孤独で悲しいと書きます。ひとりでいて心が引き裂かれるような気持ちを表す万葉ことばです。アルバムタイトルは昨年から決まっていたのだけど曲作りには苦労が多かったです。

 万葉集では恋心を寄せる相手に会いたくても会えない読み手の様子を詩にする時に使った言葉なのでしょうか。

 2年以上、コロナ禍で味わった世界中の人々の気持ちを万葉時代の言葉で表現したタイトルです。タイトルに対する想い以外にも、曲作りにはバンドメンバーの大きなサポートがあったと言っていました。

 歌作りが一気に進んだきっかけは、2月末から始まったロシアのウクラナ侵略の映像に映ったウクライナの婦人のセリフだったと。こんなエピソードがステージトークとして紹介されました。

 さださんのコンサートでは新アルバムに限らず、歌の前後のトークでその歌のエピソードを語ってくれる事が多いです。お陰で、後日同じ曲を耳にすると自分で曲を映像化する事が出来ます。

 映像化できるとその曲がとっても印象深いものになります。

 アルバム曲以外では「昔のコンサートなら緞帳が降りてくるような曲(ステージの最後の曲も何曲か披露されました。(療養所やフレディもしくは三教街など)

 コンサートが初めての人にも通の人にも楽しんでもらえるセットリストが並んだツアーでした。

さだまさし、70歳とは思えないパワフルさ

 オープニングの2曲はさださんが赤いエレキギターを持っての曲。さださんのエレキは珍しいです。名古屋公演では紹介されませんでしたが、このエレキ、アルフィーの高見沢さんからいただいたギターのようです。

 さださん公式YouTubeで今回のツアーステージが公開されています。最初の映像がオープニング曲です。

 3曲目もギターこそ持ちませんがロック調のアップテンポの曲(破)でした。

 さださんは2022年4月で70歳、古希ですよ!

 この3曲に限りませんが、さださんの曲には一般人のイメージからは程遠い激しい曲が何曲もあります。しかもコンサートではCDとは全く違う編曲をしているのでその激しさが倍増します。

 3曲終わった後のMCは笑いました。「この3曲で激しい曲は終わりです。この後はいつものようにミサのようなコンサートになります!」

 会場はしょっぱなから笑いの渦です。

さだまさしコンサートはステージメンバーが素晴らしい

※バンドメンバーのコンサート告知

 テレビやCDでは感じることができないことの一つはバンドメンバーの素晴らしい演奏です。

 さださん以外に9名の奏者です。ピアノ、ビオラ、バイオリン、チェロ、パーカッション、ベース、ギター(エレキ&アコースティック)、ドラム。

 2015年に結成された「さだ工務店」というバンド名が付いています。

 店長(リーダー)はピアノの倉田信雄さん。リーダーはさださんの曲のアレンジャーとしての役目も果たしています。「さだ工務店」は単独コンサートを開くほどの実力と人気を持っています。

 さださんのコンサートでは、いつもそれぞれの楽器の特徴を活かした前奏、間奏、後奏で曲を彩ってくれます。後奏を敢えて長くし、さださんが指揮者を演じて曲を終える時もあり、オーケストラの様な迫力を感じます。

 そんな時の観客の拍手は間違いなくバンドメンバーに向けられたものです。そしてさださん自身もバンドメンバーに対してステージ上で拍手を送ることが何度もあります。

さだまさしコンサートはトークが長くておもろい!

※センチュリーホールロビーの様子

 学生時代に落語研究会に所属していたこともあり、さださんのステージトークは長いのと面白いことで有名です。

 コロナ以降は全体の時間制限もありトークの長さは以前ほどではありませんでした。それでも随所にその才能を感じました。

 名古屋のステージでは「急がない、慌てない、惜しまない」というテーマの話が一番長かったです。

 ご自身のお父様が自宅の勝手口の鍵を閉める際に、たった一段の階段を降りる手間を惜しんだために転倒して大腿部を骨折してしまった。というエピソードを面白おかしくトークしました。

 お母様やご近所さん、ドクターも登場します。さださんは全ての人の話し方や表情までも再現しながら笑いの連続で話を進めます。

 観衆が大爆笑した後に静か〜な曲をしんみりと歌うのもさださんのステージのワザです(笑)

さだまさしコンサート恒例、ステージ外のスタッフへのお礼

※今回のツアーのステージ装飾

 今回もありました。終演間際のバンドメンバー再紹介後のお決まりのセリフ。

 「今日も皆さんから見えないところでステージを支えてくれているスタッフに大きな拍手を!(お願いします。)」

さださん、9人のさだ工務店メンバー、そして観客の全員が裏方さんに毎回送る感謝の行動。私が40年ほど前に初めてさださんのコンサートに行った時から言っていたセリフだと思います。

 素敵な仲間がさださんの人間味に惚れ込んでいるように集まっている様子がわかります。

ステージこぼれ話し

※今回のチケット

 今回のステージトークでちょっとしたサプライズというか、期待を持たせてくれるようなトークが2つありました。

 「2022年はグレープ結成50年です。先日、吉田正美と会って何かやろうか、何やる?」という話をしたそうです。

 もう一つ、来年2023年は活動を始めて50年です。「1日では語り尽くせませんからね。名古屋でできるかは判らないし、何日間になるか判らないけど何かやります」的な話がありました。

 1983年、さださんは10周年記念で全て内容が違う8日間コンサートを開催しています。東京、大阪、名古屋の3都市で。タイトルは「時の流れに」

 私は12月の東京普門館公演の2日間に参加したのを思い出しました。

 71歳のさださんには8日間公演は無理でしょうが、あっと驚くコンサートをきっと開催してくれると思います。

 12月には名古屋で追加公演があります。おそらくこのツアーの千秋楽になるのかな、と思っています。それまでこのツアーだけで30公演ほど、それ以外にもTV出演や7月からは金曜ドラマ「石子と羽男」にも出演します。

 楽しみですね。

 最後まで読んでいただきアリがとうございました。

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