【レビュー】小田和正コンサートツアー2022「こんど、君と」こんなステージ!

小田和正 トラック

 3年ぶりの小田和正コンサートツアーが2022年6月3日に始まりました。

 タイトルは「こんど、君と」

 泉宏樹さんがカバーする「こんど、君と」とってもいい歌詞です(YouTube)

 ツアーのスタートは福島。東日本大震災の被災地で小田さんの活動とも縁のある街でした。

 私が行った愛知公演は新潟に続いて3ヶ所目。ラストは11月の神奈川、小田さんの地元です。今回のツアーは全国16ヶ所34公演の予定です。

私は過去10回以上小田さんのライブに行っています。前回は2019年の「アンコール、アンコール2019」

 小田さんとの出会いは、40数年前の中学生時代にフォークギターでオフコースをコピーしていた頃です。

 TVにそれほど出演するアーティストではありませんが、毎年年末に放送する「クリスマスの約束」というテレビ番組は見たことがる人もいるのではないでしょうか。

 70歳を超える小田さんのコンサートってどんな内容なのかを、私なりの目線で紹介します。セットリストはありません。

 もしかしたら小田さんの最後の全国ツアーになるのでは、と思ったライブの様子を紹介します。

小田和正さん、史上最年長74歳での全国アリーナツアー

※今回のツアートラック

 2022年9月で75歳になる小田さん。

 後期高齢者ですよ。一般人なら年金生活しています(笑)

 この年齢で全国16カ所34公演はちょっと考えられないです。私が行った愛知公演は24曲、2時間半です。

 これを半年間10日に1都市、1都市2日連続公演は殺人級のスケジュールですよ。

 でも小田さんは前回ツアーのラスト公演の街、愛媛で「また会おうぜ」と言ったことを74歳で有言実行してくれたのです。

 今までの最年長記録が矢沢永ちゃんの71歳での全国ツアーというから大幅に更新しています。世界のYAZAWAを超えたのです!

「ラブ・ストーリーは突然に」を観客に歌わせてくれる

※愛知公演オリジナルポストカード(明治村)

 後半の4曲目が大ヒット曲の一つ

 「ラブ・ストーリーは突然に(1991年)」でした。

 今回はコロナ禍で声出しNGなので楽しみは実現しませんでした。楽しみとは、今までのライブで小田さんはこの曲になると客席の中をかき分けるように歩き回ります。

 そして観客に自分のマイクを差し出して歌わせてくれるんです!

 「あの日♪あの時♪あの場所で君に会えなかーたら」

 会場の男性はカンチ役の織田裕二に、女性はリカの鈴木保奈美に自分を重ねて熱唱します。会場には10ヶ所程度の歌詞モニターが設置されていていますが、この歌にモニターは不要ですね。

※新アルバムが発表されました。この中からも何曲か披露されました。

 観客席に立ち入るアーティストはたまにいます。私が知っている中では松山千春さんです。千春さんは野外コンサートでステージを降りて観客席に割って入ることがありました。

 でも小田さんはレベルが違います。アリーナ、スタンド席まで通路を縦横無尽に入り込むのです。そしてマイクを観客に差し出して歌わせてくれる。

 こんなことを70歳過ぎの前回ツアーまでやっていたのです。

 今回私は、マスクの下で小声ですが一緒に歌っていました。この歌の演奏中のアリーナはミラーボールでキラキラ輝いていました。会場全体がディスコ全盛期の90年代に戻る瞬間です。

「YES−YES−YES」 は小田さんらしくない?!

※コンサートグッズ

 オフコース時代の代表曲の一つ

 「YES−YES−YES(1982年)」

 は5曲あったアンコールの1曲でした。

 「振り返らないで〜♪今君はステキだよ♪」の部分は普段なら大合唱です。

 オフコースのYES-YES-YES(YouTube)

 この曲ではシャイな小田さんにしては珍しい光景を見ることができます。

 歌詞の「YES -YES -YES」の部分で人差し指を差し出し腕を頭上で振るのです。観客もほぼ全員が同じポーズを取ります。人によっては両腕を振ります。

 小田さんは言っています。

 「ある時ライブで、YES−YES−YESのところでふと腕を振ったんだよね。そしたらお客さんも嬉しそうに笑顔で振ってくれた。それからだね。嬉しい顔を見るためにコンサートを全国に行っているんだよね。」

小田さんのステージレイアウトはアリーナ一周の全てが花道!

※愛知公演の会場は日本ガイシアリーナ

 小田さんのアリーナツアーでは、ホールでは絶対に無理なステージレイアウトが特徴です。

 陸上のトラックのようにアリーナをぐるっと1周できるようなレイアウトになっています。途中に円形のスペースが数ヶ所あってその場所でも歌ってくれます。

 つまりアリーナでもスタンドでもどの席に座ってもすぐ間近まで小田さんが来てくれるのです。

 今回の私の座席はその円形スポットから7列目、10メートル位の距離で小田さんの表情を見ることができました。

※愛知公演のステージレイアウト(アリーナの様子)

 小田さんはこの円形のステージを1回のライブで5周ほど回ってくれます。時には小走りで。

 ステージトークで「今回はスタッフが気を遣って通路を広くしてくれました。僕はその愛を感じながらこのステージを歩いています。」と言って私たちを笑わせてくれました。

 3年前のツアーでは「小田さん、そんなにダッシュしなくていいですから!」とこちらが言いたくなるくらいにこの花道を駆け回っていました。

 今回はダッシュはありませんでしたが、広いアリーナを何周も回って会場の隅々まで手を振る小田さんが見れただけでも十分幸せでした。

小田さんのライブ、休憩時間のご当地映像は街や人に対する思い

※今回のチケット

 ライブは前半と後半の間に休憩時間があります。

 でもトイレには行けない、、

 なぜかというと休憩時間中に「ご当地紀行」という名前の映像がステージ上に映し出されるからです。

 1995年のツアーから始まっている企画です。小田さんはこの企画を始めたきっかけを「お客さんに自分の街でコンサートをやっているんだ。ここにいる。と感じて欲しかったから」と語っています。

 小田さんの「やって参りました!愛知にで始まるご当地紀行は、各ライブ開催地到着後に小田さんが地元をロケした映像です。市民との何気ない会話や市民が小田さんに驚くシーンなどが映し出されます。

 子どもから「小田さんですか?握手して下さい。」と話しかけられたり、おばさま方のグループに取り囲まれて思わず毒吐く小田さんは見ていて微笑ましいです。

 今回のツアーでは過去の東海地方ライブで流された「ご当地紀行」をダイジェストで流してくれました。そして最後は小田さんがお気に入りの名古屋市内の住宅街にある小さな公園(滝の水公園)でロケが終了していました。

 私も過去のツアーで見たことのある映像がいくつもあり、懐かしい思いで休憩時間があっという間に過ぎていきました。

 ご当地紀行に関する小田さんの映像です。(明治安田生命のYouTube)

オンステージシートは無し

※ツアートラックの背面

 小田さんのステージの特徴は、メインステージに30名ほどの観客を座らせてくれる点です。

 オンステージシートと言って当日の抽選で座れる人が決まります。

 でも今回のツアーではコロナの影響もあるのでしょう、オンステージシートはありませんでした。

 ステージに観客を座らせるって保安上はもちろん、結構大変だと思います。それをやってくれる小田さんは心が広すぎる!

私は過去何度か当日応募した経験がありますが、残念ながら当選したことはありません。

ラストは「また会える日まで」のアカペラがお決まり

 ここ何度かのツアーではお決まりのオーラスの曲が

 「また会える日まで」

 ステージメンバー全員でのアカペラコーラスです。

「君の笑顔は忘れない。。今日は本当に楽しかった。。ありがとう。きっと元気でいて。また会えるまで、また会える日まで、、」

「また会える日まで」ってこんな曲です。(YouTubeより)

小田さんとメンバーが「またこの街に来るからね。」と約束してくれるようなコーラスがとっても素敵です。

※かわいらしい小田さんのイラスト風グッズもあります

 でもこの日の小田さん、愛知の2日目なのか、やはり年齢のせいなのか。少し元気がなかったように感じました。あの高音の歌声を74歳でも出し続けることは並大抵の努力では叶わないことだと思います。

 次もまた同じ街で会えることを願っています。今回もありがとう小田さん。

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コメント 感想やご意見をいただければ嬉しいです

  1. chibiちゃん より:

    初めてコメントさせていただきます。
    こんど君とライブの感想をググっていて、アリさんの記事に辿りついた小田ファン歴30年以上の者です。
    オフコース時代からライブには行っていましたが、子育てでそれどころではなくなり汗、10年以上ライブからは遠ざかっていました。
    いつか子供が成長して小田さんがまだライブをしてくれていたら・・・と思っていたところ、今回のライブが発表され、10数年ぶりに、そして初めて子ども(小学生)を連れてライブに行ってきました。(子供もわたしの影響ですっかりファンに♪)
    東海地方に住んでいますが、日程の都合で愛媛のライブに参加することに。

    久しぶりの生の小田さんを見て、とても幸せな時間を過ごしたことにはもちろん間違いはないのですが・・・
    アリさんの記事にもあったように、少し元気がなかったように感じ、声が出ていない箇所も多くて、やはり年齢のことを考えると、もう本当に今回のツアーが最後になるんだろうな・・・と泣
    これまでのように「どーもーー!」とか「ありがとーー!」とか声を張り上げる場面もほとんどなく、こんなに小田さんの声の心配をしながら歌を聴くなんて・・・
    と、これまでの小田さんとの違いに少々ショックを受けたことも事実です。

    きっと、今回参加した愛媛のライブでは体調が良くなかったんだ・・・!と、自分に言い聞かせながらも、熱心なファンの方のライブ感想などを拝見していると、いつもより声が出ていた、といった絶賛のレポートばかりで、私と同じように感じた人の記事は今のところ見当たらず・・・

    唯一、アリさんの記事で少し元気がなかったという愛知公演のレポートを拝見して、やっぱり他の会場でも同じように感じた方がおられたんだ・・・と。
    ただ、アリさんが最後に書かれていたように、あの高音の歌声を74歳でも出し続けることは並大抵の努力では叶わないことだと、本当にそう思います。
    これまであまりにも当たり前のように聞いていたあの歌声・・・まさに奇跡的ですね♪

    とりとめのないコメントにて大変失礼いたしました^^;

    • アリさん より:

      chibiちゃんさん、コメントありがとうございます。東海地方から愛媛公園に行かれたのですね。お子さんと一緒に小田さんのライブに行けるなんて何とも羨ましい限りです。私にも成人の子供がいますが息子は乃木坂狂い、娘はK-POP志向で私のこの好みとは合いません(笑)
       私もchibiちゃんさん同様、愛知以降の参加者のコメントを見て、元気がないように感じたのは愛知の2日目だけなのかな、と思っていたところでした。それでも各公演で観衆に感動を与えてくれる小田さんの様子は過去のライブから想像できました。
       アーチストも年を重ねるごとにライブの様子が変わるのは普通のことですが、小田さんはあの年齢であそこまでやること自体がスゴイんだと思っています。ブログでは最後かも、と書きましたがあと数年、アリーナでなくてもホールでもいいので、また小田さんのライブが続いてほしいと願っております。
       この度はブログにたどり着いていただいただけでなく、コメントまでいただきありがとうございました。

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